M3735●江戸明治和本等＞新実語教〈続編〉4冊手島堵庵脇坂義堂天明元年

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●江戸明治和本●新実語教〈続編〉4冊手島堵庵脇坂義堂天明元年【判型】半紙本4冊。縦228・228・225・223粍。【作者】手島堵庵（信）作・書・跋（一部付訓本）。脇坂義堂（矩道・弘道）編・跋（全文付訓本）。【年代等】天明元年12月跋・刊。［京都］五楽舎蔵板。［京都］淡海治郎吉ほか板。【備考】分類「心学・往来物」。堵庵自筆の一部付訓本と全文付訓本の2種4冊。うち1冊には書袋を付す。『新実語教〈続編〉』は、『朱子家訓』を改編した元禄9年初刊、宝永5年再刊『新実語教』の続編として編まれた心学書・往来物。『実語教』形式の文章に聖賢の語を織り込んで綴る。本文は「人有私智不貴、義理以直為貴…」で始まる漢字6字1句、合計270句から成る。「私智」「文辞の学」「記聞の学」に対する「無我」「実学」「孝弟の教え」を強調し、「一個の小天地」たる人間が悟るべき「本心」から人倫全般の諸教訓までを説く。天明元年板は堵庵自筆本を上梓したもので首題の「新実語教」の直後から本文が始まる6行・一部付訓本で、ほぼ同時期に、首題の次に「手嶋信著(てしましんあらわす)」と付記した異板（6行・付訓本）もある。この異板末尾に「手嶋先生手書新実語教一篇既行于世。今、再令工模写焉。且、附以国字而便於童蒙而已。／門下生、平安、脇坂弘道謹識」と記すため、天明板の直後に脇坂義堂が童蒙用に付訓本を編集・刊行したことが分かる。このほか、天明2年に上河淇水の頭注を付した改題本『〈標註〉理学津梁』も刊行された。上記異板・付訓本や『理学津梁』の巻末広告に「手嶋先生手書之本、一冊／草書平仮名附之本、一冊」と紹介するように、これらはほぼ同時期に刊行されている。なお、天明元年一部付訓本は堵庵直筆本を板行したものであり、冒頭に収録の底本は書袋に「五楽舎施印」の朱印を押し、裏見返に「天保七申九月十一日、手嶋先生（手島毅庵）始て御下向、同十二日、此方へ御入被下、御土産に頂戴す。北山平輔」の書き入れがあり、北山氏に対する手島毅庵の手土産であったことが分かる。★原装・題簽付・状態概ね良好。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、円～円】。◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。

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